社長からのメッセージPresident's Message

大創産業の売上高は2016年3月期で3,850億円を突破し、国内店舗数も3,000店舗を超えました。現在も月10店舗~20店舗のスピードで拡大しています。

出店ペースは2、3年前より落とすように心がけているのですが、大型SMやショッピングセンター、デベロッパーのみなさんからの出店要請が相次ぎ、なかなか思い通りにいかないのが現状です。

ここまで店舗が増え、商品アイテムが拡大してくると、もう単なる「100円ショップ」というジャンルではくくれなくなってきます。

ワンコインで気軽に楽しさが買える店にとどまらず、より生活に密着した「必要不可欠な日常ストア」として、確実に消費者の間に定着してきています。

月刊の「商業界」(2001年11月号より)では、ダイソーのことを「百貨店、スーパー、コンビニに次ぐ第4の業態」と表現していたぐらいです。

低価格のゼネラルマーチャンダイザー、バラエティストアへ

代表取締役社長 矢野博丈の近影

店舗が拡大すれば、商品を大量に仕入れることができます。
1万個や10万個、あるいは100万個では実現できない「100円」も、1,000万個の仕入れだと可能になります。

最近の書類やCD、地図などの取り扱いのスタートは、その端的な例ですね。
現在の取り扱い商品アイテム数約7万点は、こうしたひとつひとつの積み重ねということもできるでしょう。

さらに、月に1,000種類の新商品が誕生しています。
しかも、そのほとんどが「ダイソーブランド」で提供されるオリジナル商品なのです。

ダイソーでは、生鮮や日配品などを除く日常で必要とされる商品を100円で可能な限り揃えています。
どれも他では500円~1,000円するような商品ばかりですから、お客さまの支持は絶大です。
このままいけば、非食品ゼネラルマーチャンダイザーたるバラエティストアへと到達するのは時間の問題だと、これも商業界に書いてありましたが、ある意味ではあたっているといえるでしょう。

かつての宝探し感覚の100円ショップから、日常に必要な商品はすべて揃うストアへ、ダイソーは確実に進化しています。

21世紀は人間力の時代

代表取締役社長 矢野博丈の近影

21世紀は「商人」であること、「人間」であることが要求される時代だと思います。

効率やシステムではだめ。マニュアルでうまくいく時代ではないのです。
お客さまに喜んでいただくために、人間としての、商人としての一生懸命な思いをどう鼓舞できるかにかかっている。

いわば、人間というものが一生懸命生きていくにはどうすればいいかということでしょう。
そこがしっかりしていれば、あとは何でもできます。

数年前までは「ゲーム感覚の宝探し」と言っていました。
しかし、これからは「人間力」だと思っています。人間をどうつくるかです。
安さで売るのではなく、人間で売る。人間に優しい店でなければいけません。

だが、これが難しい。具体性はなく、理想として「人に優しい店」というものがあるだけです。
そのためにも、人を育てなければなりません。

人間を重視して、一生懸命に優しい店にしたい。21世紀の流通業はそれしか残れないと思っています。

株式会社大創産業
代表取締役社長 矢野博丈